今週のお題「雪」
ふとした時に昔のことを思い出す。
仕事帰りふらふらと歩いていた。
今住んでいる札幌は北海道一の都市である。
当然だが、建物や電灯も多い。大きい国道を歩けば誰かしら知らない人が歩いているし、コンビニも開いている。
高校卒業まで住んでいた地元はかろうじて「市」の体裁を保っているような北海道の田舎だ。
数メートル間隔で並ぶ電灯が唯一の灯りで、誰も歩いていない道を一人きりで歩く。
高校時代、受験対策と称して放課後に居残りをして勉強をしていた頃。
このままで大丈夫なのか。受験に失敗したらどうなるのか。生意気にもセンシティブにくたくたになった重たい身体を引きずりながら、iPodから流れる音楽に意識を預けて家への帰路を歩いていた。
線路沿いを歩いて踏切を渡る。
道沿いに歩いて国道を渡って左に曲がれば実家がある。
もう少し。もう少し。
帰ったところで何かいいことがあるわけでも、不安から解放されるわけでもない。
だが、そこに帰りたい一心で歩いていた当時の気持ちを思い出していた。
大学を卒業し、社会人として気付けば7年目ももう少しで終わろうとしているが、
未だにそのような感覚がある。
帰る家があること、落ち着ける場所があること。
あらためて暖かい、大事な場所だと感じることができた。
週末は久しぶりに掃除をがんばろうと思った。
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そんなこんなで日記とか昔の話を書くことが多いブログになる予定です。
はてなブログにありがちないい話とか技術者Tipsとかそういうのはあんまりないと思います。あしからず。
(実は1年このブログ放置してたのは秘密)